ブランドを手にすることで得られるメリット・利点。
ブランド論の権威として知られるデービッド・A・アーカー氏は、そのベネフィットを「機能的ベネフィット」「情緒的ベネフィット」「自己表現ベネフィット」の3つに分類しました。
●機能的ベネフィット
商品サービスが持つ機能的な特徴からユーザーが得られるプラスの効果
例:安全・安い・早い・簡単・軽量・頑丈など
●情緒的ベネフィット
商品・サービスの利用を通してユーザーが得られるポジティブな感情
例:安心感・高級感・楽しさ・落ち着き・かっこよさ・充実感など
また、情緒的ベネフィットには、商品サービスを手にすることで可能となる自己表現や自己実現である「自己表現ベネフィット」も含みます。
例:自分らしくいられる、自信が持てる、なりたい自分になれるなど
コモンズ・コンサルティング・パートナーズで策定する「ブランドガイドライン」では、ブランドの素性・本質・価値を「ベネフィット」「RTB(Reason to Believe)」「パーソナリティ」などを構成要素として明確化し、「エグゼキューション・アセット」としてブランドを想起させる要素を定義し、消費者コミュニケーションにおいて表現に磨き上げた「ワーキング・エレメント」として活用します。
また、WEB調査から消費者の本音と建前を明らかにし、選ばれるブランドであるためのブランド構成要素・提供価値を整理することで、ブランドのあるべき明日の姿を導くコモンズ独自のブランディング・システム「ブランドトゥルース」はベネフィットの整理にも最適です。