WEB調査から消費者の本音と建前を明らかにし、選ばれるブランドであるためのブランド構成要素・提供価値を整理することで、ブランドのあるべき明日の姿を導くコモンズ独自のブランディング・システムです。
ブランドトゥルース調査では、ブランドを「ブランドファクト」「ファンクショナルベネフィット」「エモーショナルベネフィット」「パーソナリティ」「ブランドコア」の5つのレイヤーでとらえます。このそれぞれのレイヤーにおけるブランドの強みを、ブランドが属するカテゴリーに対するユーザーの顕在的重視点:SI(Stated Importance)と潜在的重視点:DI(Derived Importance)の2つの視点を踏まえて整理していくことで「ブランドの今日(Today)」を規定します。
また、SIとDIを踏まえた4象限分析やポジショニング分析等を通じて、将来より選ばれるブランドとして必要な要素を明確化し、「ブランドの明日(Tomorrow)」を導き出します。
過去に実施したファストフードカテゴリーにおけるブランドトゥルース調査では、25項目に及ぶBrand Facts(機能・価格・商品情報など)の中でSIトップであった「味のおいしさ」が DIでは16位に大きく順位を下げる一方、SIで5位であった「従業員の態度がよく、親切である」がトップに、SI8位の「従業員がよく教育されている」が2位に浮上するという結果が導き出されました。その他のレイヤーにおいても、接客に関わる要素がDIで順位を上げる傾向があり、一般的な調査では「味のおいしさ」と比べて軽視されかねない「接客」の重要性が見えてきました。これはブランディングに欠かせないブランドの構成要素を正しく抽出するうえで、ブランドトゥルース調査が機能した好例であると言えます。