ブランドのあるべき姿と方向性を決定する理想像を明文化したもの。現在実現できていなくても、事業を通じて将来的に成し遂げたい姿。企業理念をブランドビジョンとして紹介されることも散見されますが、気をつけなければいけないのはビジョンは世界観・あるべき姿であって企業のブランドミッションと混同されるべきではありません。
ブランドビジョンが明快で印象的に心に残るものであるとき、社会や顧客に対して企業の価値を大きく上げる効果があり、企業の商品やサービスに対する期待と支持を継続的に獲得することができます。また、社員のモチベーションの向上や、業務を遂行する際のベクトルがぶれないので効率的な成長に繋がります。
有名ブランドの事例では、「TED: Spread ideas.」「Microsoft: A computer on every desk and in every home.」「IKEA: To create a better everyday life for the many people.」「Google: To organize the world’s information and make it universally accessible and useful.」「Tesla: To accelerate the world’s transition to sustainable energy.」等があり、どれも簡略で明快な言葉となっています。
コモンズ・コンサルティング・パートナーズではブランドパーパスとしてブランドビジョンを定義し、ブランドが社会や人の習慣にどのような使命をもって関係し、どのような役割を提供するのか示します。